べっぴんさん|大急特選マークやタグの件は実話!驚きの展開

 

朝ドラ『べっぴんさん』では、すみれたちのキアリスは

大急百貨店から出店を持ちかけられます。

 

お店を開いてからまだ2年ほどしか経っていないにも関わらず、

大手百貨店から声がかかるとは奇跡的なことです♪

 

しかも商品には百貨店のお墨付きである「大急特選」のマークを

付けることが許されて、その効果の大きさを知る紀夫たちは大喜びします。

 

このマークは大急百貨店から品質を認められた商品のみに付けられ、

売り場を与えられるもので、戦前の坂東営業部ももらっていました。

 

しかしすみれはあろうことか、この出店の話を断ることになります。

 

その大きな理由としては特選マークを入れてしまえばキアリスのタグを

外さなければならないことや百貨店側の商品の取り扱いについて

不満を感じたからです。

 

実はこのエピソードは実話に基づいており、驚きの展開となるのです!

 

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(モデルの阪急うめだ本店)

 

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大急特選マークやタグの件は実話!驚きの展開

 

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まず実話のほうですが、坂野惇子らが興したベビーショップモトヤは

昭和25年(1950年)4月にベビーショップファミリアとして独立店舗を

構えることになります。

 

そして大急百貨店のモデルの阪急百貨店から出店の話が持ち込まれるのは、

その直後です。(実際に出店するのは翌年)

 

当時の社長だった清水雅(大島保のモデル)がお忍びで来店し、

その品質のよさから出店を持ちかけることになりました。

 

しかも商品に「阪急特選マーク」を与えるという破格の条件でした。

 

当時の阪急百貨店が取り扱う商品の中でも、選ばれたもののみが

このマークを付けることが許されます。

 

そもそもお店をはじめて2年あまりの惇子たちに特選マークを与えるというのは、

あり得ないような条件だったのです。

 

しかし惇子たちはその代償として、ファミリアのネームやタグが外されること

を嫌がって、これを拒否しました。

 

その理由は父親である佐々木八十八の「商標を大切にしろ」との言葉です。

 

八十八はいちはやくレナウンの商標を取得するなど、商標の大切さを知っており、

常々惇子に説いていました。

 

もちろん特選マークを断った業者はそれまでいなかったことから、

阪急の担当者を驚かせました。

 

阪急としてもファミリアの出店は社長の清水の直々の命だったことから困り果て、

清水の腹心で後に阪急百貨店の社長となる鳥居正一郎が調整に乗り出します。

 

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そして最終的には阪急特選マークを付けずに、ファミリアのネームやタグを使用する

代わりに売り場には「阪急ファミリアグループ」の名前を付けることでまとまります。

 

しかし問題はこればかりではなく、開店直前に阪急側の商品の取り扱いに不満を感じて、

百貨店の買い上げ方式ではなく、場所を借りて自分たちで商品を売るという

委託販売方式(テナント方式)に契約を変更します。

 

当時はほとんどが百貨店の買い上げ方式でしたし、業者側としても売れ残りなどの

リスクを背負わず、こちらのほうが断然有利なはず。

 

しかしあろうことかファミリアはこれを断って、委託販売方式で商品を売ることを

決めます。

 

自分たちで大切に作った商品を自らの手で丁寧に売りたいという思いからですが、

このあたりは非常に大胆ですね~

 

実話はこのように紆余曲折あったのですが、どうやらドラマでも特選マークや

大急側の商品の取り扱いに不満を感じて、すみれたちはゴネるようです。

 

最終的には大急のフロアを借りた10日間の委託販売で、結果を求められることに

なりそうです。

 

百貨店に出店というあり得ないチャンスをもらいながら、

自分たちを貫く姿勢に紀夫らは冷や汗をかくことでしょう。

 

とは言え、そんな商品へのこだわりや愛着こそが後に大成功を収める遠因と

なりますから、このあたりには注目ですね♪

 

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